内容説明
健康診断が細かくなればなるほど「異常な子」がつくられる。母子保健、乳幼児健診、就学時・学校健診―。繰り返される健診は、本当に受ける人のために役立っているのだろうか。健康診断が子どもたちを選別、管理するしくみを丹念に明かし、「健康強迫症の時代」を考える。
目次
子どものからだを見る目がおかしい
病気はこうしてつくられる―健康強迫症の時代と新しい病い
保健所の指導・助言への疑問―母子保健と乳幼児健診と
出生前診断はなんのために―「障害児の発生を予防する」とは
子どもの健康と学校・教育―就学時健康診断を見直す
学校健康診断を調べてみると
健康観を問い直そう