ちくま文庫<br> 生きることの意味 青春篇〈第1部〉少年の闇

ちくま文庫
生きることの意味 青春篇〈第1部〉少年の闇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480032515
  • NDC分類 916
  • Cコード C0110

内容説明

『生きることの意味』で多くの読者の心をとらえた著者が、自らの歩みを根源から問い直し、書き下ろした長篇三部作。第一部は、下関での誕生から、東京へ出奔する18歳までを描く。日本人として生まれた朝鮮人という歴史の闇を背負い、貧困と差別のなかで歪んでいく主人公。彼を受け入れてくれるのは不良仲間だけだった。そして、暴力事件を繰り返し、少年刑務所に送られる。出所した彼は太腿に彫った入れ墨を自らの手で焼き消し、新しい出発を決意する。

目次

“奇妙な”存在(“奇妙な”日本人の誕生;シツ、ジツ、ゴウ、ケン;阪井先生のこと ほか)
仄明かりを見つめて(監房の高い天井;監房長との争い;懲罰房での出会い ほか)
入れ墨を焼く(出所祝いの豆腐;父の沈黙・朝鮮の悲劇;入れ墨を焼く ほか)

感想・レビュー

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犀角

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太腿に入れた刺青を火縄で肉が黒く焦げるまで焼いて消すくだりをはじめ、こんな凄絶な少年期があるものかと度肝を抜かれる。刑務所を出てから朝鮮人学校に入るものの、父ともコミュニケーションに困難がある程に朝鮮語から隔てられて育っていたため、ハングルの教科書がほとんど理解できず、「同じ朝鮮人の間での疎外感には、どこにも逃げ道がなかった」(p190)という体験の重さには言葉も無い。ここに収められたのは18歳までの伝記だが、続編では著者の内心世界が少しでも暖かいものになっていることを願うばかりだ。2012/07/23

overture

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息子の自死を経て書かれたこの本には『生きることの意味 ある少年のおいたち』の根底にあったあたたかさのようなものはない。状況をうまく生きていこうとすれば人はかえってその状況に翻弄されていくものなのか。まだ感想はうまく書けそうにもない。2011/08/15

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