感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
2
前半は死神で後半は山田もの。この二人が登場することからわかるように厭世が詰まった一冊。あの世の役人もノルマに追われ、気を抜けば外資に魂市場を支配されてしまう。だから、なのかノルマの魂を抜き取るために偽の復讐譚を語らせて殺人を代行させたり、出世に燃える会社員に妬みの怖さを教えて死を早めるようなことをする。社会があれば会社もあり、そこには虐げられる会社員がいる。死神は社会機構の業を背負っているようだ。 2024/02/11
ほわ
1
久々の水木しげる作品にワクワクが止まらない。サラリーマン死神って(笑)もはや人間のいる世界と変わらずノルマはあるし、単身赴任もあるし…で、なかなか辛い。ノルマの為に自分の子供の魂を奪ってしまう件はキツい。2001年現世の旅の色んな描写が今の世みたいで、そんな昔に水木先生は未来を見ていたのか!と思うとドキッとした。2023/01/08
ほし
0
シュール過ぎたわ。2016/10/13
けいちゃん(渡邉恵士老)
0
サラリーマン死神の苦悩がおもしろい。 不思議というか不条理というか、おもしろい短編集。2014/06/22
ipusiron
0
1999/6/27読了