内容説明
異色の長篇推理小説「狩場の悲劇」他、初期のチェホンテ時代のユーモア小説二十八篇。
感想・レビュー
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tokyo-zodiac
1
『狩場の悲劇』元予審判事のカムイシェーフという男が、新聞社編集長のわたしに原稿を売り込みに現れた。<狩場の悲劇>と題されたその小説は、その男が予審判事時代に個人的に関わった事件の顛末をまとめた手記のようなものだった。とりあえず受け取るだけ受け取り、その後二か月ほど机の中に眠らせていたが、たまたま思い出したので一読してみると、小説としては格別に優れたところはないが、わたしはそこに一読すべき価値を見出す…予審判事のジノーヴィエフ(カムイシェーフ)は2年ぶりに領地に帰って来た友人のカルネーエフ伯爵から招かれる…2017/01/15
ぼっせぃー
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「郵便局で」「家庭教師」「カメレオン」「仮面」「牡蠣」「おかかえ猟師」「悪党」。「狩場の悲劇」は読んでる間中退屈すぎて体調が悪かった。「悪党」の土百姓の繰り返す「なんですイ」は名訳。2020/06/05