内容説明
英雄姦雄、善玉悪玉入り乱れての、武勇と奸智の競い合い。中国の戦国時代、魏・蜀・呉の三国の興亡と、乱世を戦い抜いたたくましき男たちの生きざまを、歯切れよい名調子で語る、波瀾万丈、痛快無比の読切り版「三国志」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルト佐藤
1
電子書籍で。正史は紀伝体なので時系列がつかみづらいし、でも、人物がいちばん面白いのは伝記だし。演義はフィクションなので事実を知りたいし…。そんな読者のわがままをかなえてくれたような本。時系列に正史を語りつつ、章ごとに人物をピックアップ。その人となりもわかる。正史と演義の違う点も解説ありと、いたせりつくせり。短いのもいい（笑 あまり光が当たらない呉について記述を厚くしたそうだけれど、やっぱり、最後に印象に残るの曹操、劉備、諸葛亮などの面々。どの本でも濃いメンツは、濃いままということか（笑2012/02/23
DEN2RO
0
序章と終章と50章から成る「三国志」の解説本です。「演義」ではなく正史の方にもとづいて実際何があったのかを順を追って簡潔に描き出しています。「演義」で描かれ、親しまれた人物たちの史実（？）との落差が興味をそそります。特に曹操はいい男だったみたいです。2015/09/26
とばち
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三国志無知者であった私は、これを読むことによって見事、三国志初心者になることができた。2010/12/11
