内容説明
人間は日々の生活のなかで、笑いとともに暮らしている。そして人間は、うれしいときも、悲しいときも、笑いを求める。笑いは、ときには人を喜ばせ、人の心をなごませる。また逆に、ときには諷刺として人を刺し、さらにときには人を傷つける。笑いとはなにか。本書は、豊富な資料とゆたかな経験をもとに、独得な発想で展開される笑いの哲学、笑いの百科である。
目次
1 人を刺す笑い―ウィット
2 人をたのしませる笑い―コミック
3 人を救う笑い―ユーモア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
1
お笑いがすきなので読んだ。落語、狂言、能などの伝統芸能に興味がある人にとっては入門書みたいな感覚で楽しめるとおもう。チャップリンに関する文が多いが、強調してるまさにその部分がつまらない。何かのユーモアだろうか?(←というウィット)2014/04/11
kokada_jnet
1
「人を刺す笑い=ウィット」「人を楽しませる笑い=コミック」「人を救う笑い=ユーモア」という著者の分類には「?」という感じだったが。「日本人は娯楽としての笑いは愛好するが、日常生活で笑いの感覚を適用するのは得意ではない」という指摘には納得。2011/12/25
stroatman
0
「他人の不幸は蜜の味」 本人にとっては悲劇でも、第三者視点から見ると、喜劇に映る。 例え、自分の恥ずかしい失敗談でも、他人の出来事のように語れる人がユーモアのある人。 やっぱり視点を変えるとか、スカした時に生じる落差が可笑しさ・ユーモアって事なんだなぁ2017/02/10
ゴリゾウ
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精神病院で、自分はナポレオンだと信じている患者がいた。あるとき、医師が、「なぜきみは自分がナポレオンだと主張するんだ」と聞くと、「神様が・・いった。」すると、そばの患者が「おれはいったおぼえはない」(P13) #8981994/07/20
free071204
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552018/08/13