出版社内容情報
短歌、俳句、「冬のスケッチ」「三原三部」「東京」「装景手記」、補遺詩篇(〔雨ニモマケズ〕を含む)、生前発表童謡、エスペラント詩稿、歌曲を収録。
【解説: 入沢康夫 】
短歌、俳句、三原三部、冬のスケッチ、他を収める賢治全集詩集篇3。
内容説明
短歌、俳句、三原三部、冬のスケッチ、他を収める賢治全集詩集篇3。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
68
前半の短歌や俳句から洗練された印象を受けました。生前発表の童謡もあり、賢治の世界は広かったのだと思います。独特のオノパトペが少なかったような気はするのですが。色々な作品を集めることで、ほんの少しイーハトーヴを見ることができました。2020/05/30
レアル
48
短歌や俳句、詩などが入っているこの巻。短歌も俳句も詩同様、賢治の思いがストレートに込められていて、歌や句の知識のない私にとっても十分楽しめる。解説によると短歌の制作は中学生に始まっているらしく、数年前に読んだ啄木の歌と何となく似ているなぁ!と思ったら、啄木だけでなく白秋の影響も受けているらしい。そしてエスペラント詩稿。エスペラントと聞けば二葉亭四迷を思い出すが、賢治もこちらを極めて自身の短歌や俳句もエスペラントに翻訳したかったようだ。いろんな賢治の作品を楽しめたそんな巻、次巻へ!2016/09/29
優希
43
短歌や俳句から賢治の純粋さを感じます。かと思えば歌稿は落書きをしたような印象を受けました。賢治の得意とするオノマトペが少ないような気はしましたが、賢治の作品の幅広さというものを味わいました。2022/08/16
∃.狂茶党
21
主に若き日に作られた短歌などを収める。 短歌俳句は情景をとらえたものが多いのですが、それよりも、数少ない幻想的なものが印象に。 短歌や俳句は、イメージ喚起力が強いが、それだけに、詩の形にしてほしかった気がする。 賢治があまり情を詠わないことは特異であるらしい。 2023/10/08
いおむ
8
既読済みです。2017/10/05