筑摩叢書<br> 真理の秩序

筑摩叢書
真理の秩序

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784480013354
  • NDC分類 401
  • Cコード C0040

内容説明

量子力学を創始し、不確定性原理を発見した不世出の天才物理学者による哲学著作。大戦下に書かれながら長らく未発表のままであったが、言語・化学・象徴・創造力などを説いて今日に届く。

目次

真理のさまざまな領域
言語
秩序
ゲーテの真理の領域
(古典)物理学
化学
有機的生命
意識
象徴と形態
創造的な力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

7
第二次体験後から長らく出版されなかった本書は、1941年頃ドイツに留まり原爆開発の責任者を任されていた著者が、自らの立場を科学と哲学を通して書き記したものだという。著者は真理を、唯一のものとして教条化する主教や政治に抗う。著者にとって真理は階層を成し(古典力学と量子力学の階層)、科学は真理へ慎重に接近する過程である。一方、言語学者を父にもつ著者は、日常言語を軽視せず、詩的想像力を重視し、科学から認識の問題を排除しない。本書の基盤には、人間の限界を知りつつ真理へ向かうゲーテの総合的な知の秩序への信頼がある。2022/01/31

Hiroshi Higashino

0
科学の概論と哲学的な考察、のような論説と感じましたが、専門家が読むとまた違うのかもしれません. 素人が読んでも難しいのではないでしょうか、私には難しくてよくわからなかった.2020/02/18

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