内容説明
北朝鮮の核開発、グルジアをめぐるロシアと西側の軋轢、イラクやアフガニスタンで続く対テロ戦争―。そんな不穏な時代において、今日も私たちの目に見えないところで、ある“戦争”が進行している。各国の諜報機関、あるいは国際テロ組織などが繰りひろげる熾烈な「情報戦」だ。マスメディアでは報道されない水面下の戦いの真相に迫る。
目次
序章 世界インテリジェンス戦争を読み解く(佐藤優)
第1章 東アジア諜報戦の内幕
第2章 インテリジェンス大国・アメリカの実力
第3章 変貌する欧州インテリジェンス最前線
第4章 復活するロシア情報機関
第5章 イラク&対テロ情報戦の真実
解説 なぜインテリジェンス世界の動向を知ることが重要なのか(佐藤優)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程前期修了後、外務省に入省。在英、在ソ連(ロシア)日本大使館に勤務。1995年より外務本省で国際情報局分析第一課に勤務し、1997年以降、主任分析官を務めた。鈴木宗男バッシングの最中に背任・偽計業務妨害容疑で逮補・起訴され、一審で有罪。高裁で控訴棄却となり、現在上告中
黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年生まれ。週刊誌編集者、月刊『軍事研究』記者などを経て、『ワールド・インテリジェンス』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さえきかずひこ
1
比較的信頼性の高い、落ち着いた読み物が多くて良い。諜報や謀略といったことがらは、すぐに陰謀論に結びつけられるから、真摯かつ誠実な、センセーショナリズムと距離を置く論調が必要だが、その点をきちんと押さえているので読むに耐えうる一冊。したがってあまりカタルシスはないのでご注意を。2011/05/14
takachan
0
昔の落合信彦の本を思い出させる。こちらのほうが読みにくいけど。2009/10/08
akiu
0
【★★☆】http://crossreview.jp/akiu/reviews/44793021742009/05/15