出版社内容情報
来たメールにムッとしたり、「そんなつもりじゃないのに」誤解された経験はありませんか?メールに特有の心理的な罠を探る。
内容説明
来たメールの文面にムッとしたり、「そんなつもりじゃなかったのに…」と誤解されたりした経験はないだろうか。本書では、文字以外に手がかりのないメールというメディア―心理的な罠と、新しい可能性を探る。
目次
第1章 新しいコミュニケーション・ツール
第2章 メールでつながる人間関係、こじれる人間関係
第3章 メールでグッドコミュニケーション
第4章 メル友という人間関係
第5章 出会い系サイトと携帯メール
第6章 世代によって異なるメールの世界
第7章 メール・カウンセリングの可能性
著者等紹介
小林正幸[コバヤシマサユキ]
1957年生まれ。筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。東京都立教育研究所、東京都立多摩教育研究所、東京学芸大学心理学科助教授をへて、現在、東京学芸大学附属教育実践総合センター助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
メールは非常に便利な道具である.離しても伝わらないことも,メールによってならば理解されるという状況も起こり得る.しかし,あくまでもひとつの道具であって,すべてを解決してくれる魔法のアイテムというわけではない.メリットとデメリットの双方を認識して使用することが大切である.2011/06/01
コジターレ
1
読メ登録前に読了。なぜメールによって人間関係が壊れるのか等の疑問に答えてくれたような(うろ覚え・・)。もうLINEの時代だけどね。
おまつん
0
発売時とは時代が違うがメールが感情的になる理由が詳しく伝わってくる♪
ゆう
0
コミュニケーションで陥りがちな罠の原因を非常によく抑えていると思う。わかりやすかった。
Amy
0
2001年発刊なので相当古いです。P162の日本は村の中で包まれている私があわてて横をみて横と同じことをやっているかどうか確認して私の位置を定め、キリスト教圏ではパブリックの上に神を置き、私個人と神の間で契約が結ばれるというあたりは参考になりました。P164では日本ではいじめは見て見ぬふりをするが、西欧社会ではパブリックに対して誰かが不当な権利の侵害を受けたと言わないとほかの人が権利の侵害を受けていることに対して何もしないとみなされるそうです。参考になります。2020/10/17