出版社内容情報
本書はエッダやサガの言語、870～1400年ごろの古アイスランド語の入門書である。序説、文法概説、テキスト・訳・脚注の3部よりなり、テキストのうち散文は多様性を持たせるため短い文選9を集め、音韻の部ではエッダの雄編巫女の予言を全部収めた。語彙集つき。
感想・レビュー
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サアベドラ
13
古アイスランド語の入門書。簡潔な文法と短めのテキスト、語彙集で構成されており、大学で英語史を学んだことのある人には『古英語・中英語初歩』の北欧版といえばわかりやすいか。本書の文法解説は簡素すぎるので、文法に関しては他の本（ニューエクスプレスなど）である程度勉強した方がよいと思う。アイスランド語は古語と現代語の差が（最低でも書き言葉のうえでは）あまりないので、現代語の知識があれば巻末の語彙集を見ながら大体読める。テキストは『スノッリのエッダ』『ヴォルスンガ・サガ』『オーディンの箴言』『巫女の予言』など。2018/02/21
