現代の千家十職

現代の千家十職

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 254p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784473009722
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0072

出版社内容情報

数百年の星霜を経た「千家十職」。その歴史をあとづけ、200余点のカラー図版で各家の作品を集大成。

内容説明

茶の湯を構成する工芸・道具は、素材技法の上から、陶芸・木工・金工・竹工・漆工・紙工…と、多種多様であるだけに、それぞれの職種において、技のすぐれた工人を選び出し、これらに対して、茶の美にかなう器物の作製にあたらせたのである。千家十職といわれるものは、歴代宗匠の美的発想をもとにして、それぞれの工芸技術の粋をこらして、茶の美の創造のための道を歩んできたのである。いわば、表裏一体の道といってもよい。十職の各家が、それぞれの歴史を顧みることは、明日への創造の基礎となるはずである。それは同時に、千家十職が、茶の道統を、大きく今日に支えきたったことの、証明ともなるはずである。

目次

千家と十職(千宗左)
茶の美の創造(千宗室)
職家と家元との協力(千宗守)
土風炉・焼物師 永楽善五郎
釜師 大西清右衛門
表具師 奥村吉兵衛
竹細工・柄杓師 黒田正玄
指物師 駒沢利斎
袋師 土田友湖
金もの師 中川浄益
塗師 中村宗哲
一閑張細工師 飛来一閑
茶碗師 楽吉左衛門