内容説明
地域スポーツは今、転機を迎えている。「コマギレ行事型」「行政主導型」、単なる「日常生活離脱型」から脱皮して、住民自らが主人公となる自発的・継続的活動…。本書はこのような変化に対応する地域スポーツのあり方を示す目的でまとめたものである。福岡市をフィールドにした20年間の実践を背景に、単なる「理論の羅列」「実践のためのノウハウや個別的事例の記述」を越える内容になるよう、理論と実践的方策や行政的対応の間をつなぐ作業に力点を置き論述することにした。
目次
第1章 地域スポーツの新しい文脈とその展開
第2章 豊かなスポーツを生み出す地域スポーツ施設
第3章 地域スポーツ活動の集団的基盤としてのクラブと組織
第4章 地域文化を創造し、心ふれあうスポーツを生み出す指導者・プログラム
第5章 地域に根ざすスポーツのための条件整備と事故防止
第6章 対象者に応じたスポーツの展開と課題