内容説明
ジョークは単なる「笑いの能力」ではなく、「発見の能力」でもある。ジョークに親しむことは、新しい局面、困難な状況に立たされた時のしなやかな対処能力(想像力=創造力)を培う上でも大いに役立つ。本書はジョークを通して、「現代」が求めている実践的想像力=創造力を涵養することを目的としている。
目次
第1部 世界のジョークを楽しむ(愚かさを笑う;権威を笑う;体制を笑う;自己を笑う;日本の笑い―江戸小咄を読む;エスニックを笑う)
第2部 ジョークの原理を考える(ユーモアとエスプリ;言葉遊びとナンセンス;意表に出る;類推する;ほのめかしと誇張)
第3部 チャレンジコーナー(初級コース;中級コース;上級コース)
著者等紹介
野内良三[ノウチリョウゾウ]
1944年東京生まれ。東京教育大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科博士課程中退。静岡女子大学助教授、高知大学教授を経て、関西外国語大学教授。専門はフランス文学・レトリック(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉田strength
1
最後のジョーククイズが面白かった。2012/06/02
入江・ろばーと
0
頭の体操。解説が若干過剰。2016/07/09
おいどん
0
悪くはないんだけどねえ。ネタ数が少なく、分析が弱い。総じてCPが悪いという印象をもった。米原真理のジョーク本は、コメントが秀逸。2011/12/19
カムリン
0
真面目に分析してあって勉強になる本。ユーモアとエスプリの違いとか、笑いとは予想を外されたときにそのギャップによって生じるものだとか。笑いの理論が書かれている。作家修行中の人、漫才のネタを作りたい人などにおすすめ。2009/06/27
やまうち
0
⭐︎52023/06/02