内容説明
台湾・中国でいまも盛んに行われている中国の呪術とは、いったいいかなるものなのか?たたりをなす悪鬼邪神に、人々はどのように立ち向かうのか?多年にわたる現地調査の成果と、各種文献資料を駆使して、知られざる中国の闇の世界を描き出す。
目次
第1部 民間宗教者と呪術儀礼(台湾の祠廟;呪術を行う人々;法師の呪術儀礼;誦経団の法会;太保先生と紅頭師公;鬼との戦いとしての呪術)
第2部 中国呪術の歴史(鬼と初期の道教呪術;道教の符呪;雷法とその展開;中国呪術の伝統)
著者等紹介
松本浩一[マツモトコウイチ]
1953年、千葉県生まれ。1979年、筑波大学歴史人類学研究科博士課程中退。筑波大学学術情報処理センター技官、図書館情報大学助手・専任講師を経て、現在、同大学図書館情報学部助教授。中国宗教史専攻
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