内容説明
情報化時代を迎えた今、漢字問題は、文化のあり方の根幹にかかわる国民的な問題となっている。かつてない新たな提言に溢れる本書は、知的刺激の連続であると共に、漢字の問題はまたとない好個の知的対象であることを再認識させるであろう。
目次
第1部 日本語と漢字―10時間徹底鼎談(文字と言語の問題について;ゆたかな日本語の源泉…漢字・漢語;胡蝶蘭とファレノプシス;文字と人間の相性―コミュニケーションの道具としての日本語 ほか)
第2部 漢字文化の歴史と将来―国際シンポジウム講演全収録(日英高級語彙の意味論的比較―風力計とanemomoeter;国際語としての漢語と漢字―漢字語根とカタカナ音訳語の将来;技術革新と日本語のゆくえ―何がことばを創るか ほか)