内容説明
本書の主要な部分は、平成七年四月から平成十七年三月まで、ちょうど十年間にわたって山形新聞夕刊のコラム「ふるさとの自然」に書き継いできた五十七編のエッセイである。
目次
雪国学へのまなざし
雪の諸相・雪の楽しみ
雪の災い
雪国の暮らし
雪と住まい
雪国の周辺
雪国の未来へ
著者等紹介
沼野夏生[ヌマノナツオ]
1947年山形県新庄市に生まれる。1979年東北大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。防災科学技術研究所、岩手県立盛岡短期大学を経て、1998年より東北工業大学建築学科教授、工学博士。専攻は条件不利地域の都市・地域計画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ようはん
15
雪国の文化や問題に関して研究してきた著者が山形新聞のコラムとして掲載した物を纏めた本。時期的には90年代後半〜00年代前半ぐらいの時期であるがこの頃の時点で既に目に付くのは豪雪地帯における高齢者の生活の困難さで数多くの課題と排雪技術の整備や雪かきボランティア等の対策が紹介されているが、高齢化社会が一層進み若い世代が減りつつある現在を思うと将来の雪害対策がどうなるのか不安になる。2020/12/27
雪華
0
雪国に住んできた先人たちの歴史や知恵、また現代における対策などが網羅されている。広くほどほど深くといったところ。雪国の生活文化が知りたければ、一読の価値は充分にある。
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