戦後史のなかの映画―武井昭夫映画論集

戦後史のなかの映画―武井昭夫映画論集

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  • サイズ B6判/ページ数 486p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434035555
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

目次

1(検証1・戦時下の黒沢映画―『一番美しく』をめぐって;検証2・敗戦直後の黒沢映画―『わが青春に悔なし』をめぐって)
2(ヒューマニズムの陥穽―木下恵介『太陽とバラ』について;映画作家の社会的責任―木下恵介『楢山節考』の問題 ほか)
3(抵抗と革命と芸術―アンジェイ・ワイダ『地下水道』とイェジー・カワレロウィッチ『影』をめぐって;ヤンガー‐ジェネレーションの戦後意識―ワイダ『灰とダイヤモンド』をめぐって花田清輝へ ほか)
4 現代日本映画を語る(八〇年代の映画を中心に;九〇年代以降の映画を中心に ほか)
5 日本映画年表(一九三〇~二〇〇二年)

著者等紹介

武井昭夫[タケイテルオ]
1927年横浜市に生まれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミスター

0
パラパラとつまみ読みしていたもので、いろいろためになった。本書で読まれるポイントを三つにまとめると、⓵運動族からの技術主義批判 ②楢山節考にみる抑圧の美学に対する批判 ③青春のエネルギーを懐古趣味に落とし込めてしまう日野啓三のワイズマン評価に対する批判。武井は68世代以前の人間だが戦後的反戦が「革命」という能動性を持ち得なかったことを徹底的に一貫して批判している。その点で戦後民主主義は武井も批判していたのだ。しかも革命的技術は革命を思考する創造性に由来していることを指摘しており、全共闘的退行に陥っていない2018/12/11

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