凸多面体の数学

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  • サイズ A5判/ページ数 429p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431708933
  • NDC分類 414.13
  • Cコード C3041

内容説明

古代ギリシャの時代より、多くの人々が、正多面体(プラトン立体)を初めとする様々な種類の凸多面体に大きな関心を寄せてきた。凸多面体の組合せ的な構造を研究する凸多面体の理論は、従来の体積・面積を求める幾何学とは趣きを異にしている。凸多面体の理論は組合せアルゴリズムや最適化問題への応用、そして代数幾何学や超幾何関数などとの関連などにより、近年注目を集めている。本書は、凸多面体の理論の根幹となる概念を多数の図を用いて懇切丁寧に解説し、最先端の話題についても明快に論じている。

目次

第0講 イントロダクションといくつかの例
第1講 多面体、多面集合、錐
第2講 多面体の面
第3講 多面体のグラフ
第4講 3‐多面体のシュタイニッツの定理
第5講 シュレーゲル図式と4‐多面体
第6講 双対性、ゲール図式とその応用
第7講 扇、超平面アレンジメント、ゾノトープとタイリング
第8講 シェラビリティーと上限定理
第9講 ファイバー多面体

著者等紹介

ツィーグラー,G.M.[ツィーグラー,G.M.][Ziegler,G¨unter M.]
1963年、ドイツのミュンヘンに生まれる。1987年にマサチューセッツ工科大学のアンダース・ベルナーのもとで博士号を取得。その後アウグスブルク大学のマルティン・グレッチェルのもとでポスドクとなり、さらにベルリン情報技術センター(ZIB)でもポスドクとなった。1995年、ベルリン工科大学で離散数学の教授となり、現在にいたる。離散幾何学、計算幾何学、組合せ論における位相幾何学的方法、代数幾何と位相幾何における組合せ論的な方法、線形・整数計画法について関心をもっている

八森正泰[ハチモリマサヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。筑波大学社会工学系講師。博士(学術)。専門は離散数学、トポロジー的組合せ論

岡本吉央[オカモトヨシオ]
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了。修士(学術)。Institut f¨ur Theoretische Informatik,Department Informatik,Eidgen¨ossische Technische Hochschule Z¨urich(スイス連邦工科大学チューリッヒ校情報科学部理論情報科学科)在籍。専門は離散数学、組合せ最適化
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