内容説明
英国鉄道を乗りつぶせ!ビールと路線図を手に2万キロをかけめぐる。
目次
1 思い付くままに(グラスゴーまで;西海岸カンブリア沿岸線 ほか)
2 新たな展開(セバーンバレイ鉄道;イングランド東部周回 ほか)
3 積極的な冬の旅(ロンドン東海岸;温泉のある町レミントンスパ ほか)
4 仕上げへの長短旅行(南西端ペンザンス;ホリヘッド ほか)
5 再会(ユーロスター連絡線;ユーロトンネル ほか)
感想・レビュー
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ヴェネツィア
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著者は1991年1月~1993年6月までロンドン近郊に駐在(独身、または単身赴任であったと思われる)。それを利して英国(著者の表記)の鉄道に延べ24000km(未乗3000km)に乗った鉄道紀行。紀行文としての華やぎには乏しいが、単なる記録というよりはずっと読物としての起伏が感じられる。列車の形式等への言及も時にはあるが、著者の関心はもっぱらともかく全線を踏破することにあったようだ。このあたりがまた本書の限界でもあるか。鉄道そのものに対するさらなる好奇心が欲しいところ。2023/01/28