ベルソーブックス
よくわかるクジラ論争―捕鯨の未来をひらく

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784425852116
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C1362

内容説明

なぜ捕鯨は必要なのか、IWCが保護している理由は、どうして減ったのだろうか、どんな種類がいるのか…。正しいクジラの科学的知識と文化・歴史がわかる。

目次

第1章 クジラの生物学
第2章 日本の調査でわかったクジラの数
第3章 クジラ資源の管理の歴史
第4章 欧米の捕鯨史―鯨油採取と乱獲の歴史
第5章 日本の捕鯨史―古くからのクジラ文化
第6章 機能不全の国際捕鯨委員会(IWC)
第7章 クジラと人間の未来―科学的な利用法の確立

著者等紹介

小松正之[コマツマサユキ]
1953年(昭和28年)岩手県陸前高田市生まれ。1977年農林水産省入省。1984年米国エール大学大学院修了。経営学修士(MBA)取得。2002年水産庁漁場資源課長。2004年東京大学より博士号(農学)授与。現在、独立行政法人水産総合研究センター理事。国際捕鯨委員会(IWC)、ワシントン条約(CITES)、国連食糧農業機関(FAO)等の国際会議に多数出席・活躍。議長も務める。魚介類のダイオキシン・水銀問題、イワシ・サバの資源評価、豊かな東京湾再生検討委員会、有明海・八代海の再生特別措置法、座礁船対策等も担当した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

9
仕事の関係で読了。さすがの小松正之氏。コンパクトな本にも関わらず他書にはない掘り下げ方で、大変、為になりました。このあとは、捕鯨に反対されている方の本を読むつもりです。その後は、また小説をたくさん読みたい。台風が近づいています。被害小さければいいな。2021/09/17

zeroset

1
捕鯨側の立場からの論。参考になるが、やはり10年近く前の本。文章の節々からほの見えるオクシデンタリズムが、近年の稚拙な捕鯨外交を予告するようで、気が滅入る。2014/11/07

サメ社会学者Ricky

0
捕鯨についてまとめられた本で、短くて文字も少なくスラスラ読める。捕鯨論では南洋捕鯨など日本近海の外での捕鯨は疑問視される傾向があるように思うけど、本書ではそれも調査捕鯨として意味のあることだと力説。ちょっとここは判断を保留してさらに調べる。本当に生態系を保護し、環境を上手に活用していくのであれば、アイコンとしてではなく、どういう生態をもつどの種を守るのかまたは獲るのかという姿勢が大事で、それについては本書に同意できる。2017/09/26

なん

0
完全に捕鯨側に立って書かれているが、概ね同意見。ミンククジラのように、増えすぎの鯨もいる。2013/12/08

soichiro3

0
★★★☆☆ 他の動物保護や環境問題と同様に、まともな論争がおこなわれていないことがよくわかる。2013/09/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/27899
  • ご注意事項

最近チェックした商品