ICSEAD研究叢書<br> 中国経済の地域間産業連関分析

ICSEAD研究叢書
中国経済の地域間産業連関分析

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784423897324
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C3333

内容説明

「地域間産業連関表」の知識やその分析手法はとくに目あたらしいものではないが、その実際への応用は世界でも数ヵ国、数例にかぎられている。本書は中国において初めて「地域間産業連関表」を作成し、地域分析、産業連関分析への応用をはかったパイオニア的プロジェクトであり、日本と中国の研究グループによる共同研究の一大成果である。中国の「地域間産業連関表」の作成にあたり、情報の乏しい折に適用する方法を考察し、新たな視点による独自の地域区分とその特徴をかかげて地域間の依存関係を分析、さらには政策分析への応用までをも提示した。

目次

第1章 地域間投入産出表の作成方法(地域間投入産出分析の概要;最も簡単な2地域間投入産出表の作成方法 ほか)
第2章 中国経済の地域間産業連関表(中国の地域間産業連関表の作成に使用した統計資料;産業連関表に関する1990年までの中国の研究 ほか)
第3章 中国の地域区分と地域の特徴(中国における大経済区の成立と地域区分の方針;大経済区の区分方針 ほか)
第4章 地域間産業連関表による地域間依存関係の分析(中国の地域発展の類型の初歩的分析;産業別地域別の投入係数による分析 ほか)
第5章 地域間産業連関分析による政策シミュレーション(経済政策分析;応用1―費用構造の相互依存 ほか)

著者等紹介

市村真一[イチムラシンイチ]
1925年京都市生れ。49年京都大学経済学部卒、53年マサチューセッツ工科大学Ph.D.1962年経済学博士。和歌山大学助教授、大阪大学社会経済研究所教授をへて、京都大学東南アジア研究センター教授(69~79年所長)、88年同名誉教授。88~95年大阪国際大学副学長、95~2001年(財)国際東アジア研究センター所長。以後同センター顧問。東アジア経済学会会長(94~2002)

王慧炯[オウケイケイ]
1925年上海生れ。上海交通大学電気工学科を47年に卒業後、33年間主として雲南省においてその建設開発の実務を指導、電力局副総工程師を最後に、80年より国務院の技術経済研究中心をへて、現在国務院発展研究中心の学術委員会副主任。併せて上海交通大学、西安交通大学、大連工学院、北京航空大学、清華大学、南開大学などにて教授。また国連・世銀・アジア開銀等にて短期勤務
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