出版社内容情報
【解説】
50数年ぶりの覆刻。大阪毎日新聞記者で紀行文作家,カメラマンだった著者が,大正末から昭和初期にかけて近代都市として変貌する時期の大阪を描写。都市探検の元祖といえる。
内容説明
昭和の初め、近代都市として大きく変貌していく大阪の街をカメラをぶら下げ、さまよい歩くひとりの漫歩者がいた。
目次
上空大阪
梅田、曽根崎
中之島公園夕景
タクシー雑記
大阪城の石
川口風景
新淀川漫歩
浦江歓喜天
高架線の中津
安治川の渡船
河川雑記
城東線雑景
天王寺秋彼岸
高津、生玉寺町
田蓑橋附近
デパート食堂風景
船場、島之内
道頓堀夜話
千日前逍遙記
心斎橋筋の一考察
宝塚女性王国
新世界から飛田
天下茶屋界隈
桜島から築港
淀川公園河景
国道筋の夜に
乗合バス遊覧記