出版社内容情報
【解説】
ストレス社会の中で軽症で慢性化するウツが多い。自分のうつを自覚し,その程度を確認して,どのようにコントロールするかを,手順を踏まえつつ解説した初の実践の書。
内容説明
1 うつの基礎知識(うつとは何か;うつと人間の行動;なぜうつになるのか);2 うつを克服する計画(実行のための計画;リラックスの仕方を覚える;趣味・娯楽を増やす;「社会技術」を身につける;社会活動を増やす;思考パターンを変える;10 論理的・建設的に考える;自分を指導する);3 将来のために(効果を維持する;理想像を描く;将来を設計する)
目次
93.1.20
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサキ@灯れ松明の火
16
うつのセルフ・コントロールについての翻訳物です。確かに、この内容には、一理ありますが…重度の難治性の鬱病の患者が実行するには、かなり精神的消耗を強いられると思います。実行するには…ある程度まで、専門医の治療を受けて、更に専門医のアドバイスを受けながら行うべきかと愚考します。2012/12/31
keepfine
1
読書猿推薦。良書。「うつ病」ではないけど「なんとなく憂鬱な気分になる」という程度の自分でも参考になる。本書は自身の課題に即して具体的なプログラムを提示している点において自己啓発本とは一線を画している。プログラムの枠に自身の行動履歴を当てはめていくだけなので徒らに煽られることはない。大事なのは本書の示すプログラムを継続・反復することであり問題を絞り克服していくことのようだ。困った時にまた読みたい、救済の書になるかもしれない。2018/08/13
ブルーハート
1
この本の中に趣味・娯楽一覧表というものがあって、なんとそれが320項目も!鼻歌を歌う、知らない同性の人と友達になる、野生の動物を観察する、昼寝をする等々。もちろん、読書もあった。2017/05/13
ロク=デモス・ナオ
1
古い本だけどがかなり手堅い印象。構成もしっかりしていて好き。訳本だがやさしい文体で200ページほどなのですぐ読める。マケプレなら送料込みで251円。コスパ高い。おすすめ。 2013/01/25
ひろか
1
うつのセルフコントロールについて行動療法的な視点(社会的学習理論をベースに)で書かれたもの。「行動活性化法」とも重なるだろう。 訳もよい。 2011/06/06