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内容説明
本書は、元素周期表の美しい法則を読み解くとともに、この世の物質のすべてである元素のヒミツを誰にでもわかりやすく解説したものである。
目次
序章 周期表には美しいヒミツがある
第1章 その時、元素が発見された!―元素概念の結論
第2章 レアメタルはどこにあるのか?―最先端電子機器のカギが眠る
第3章 生命活動の真実―人間に必要な、毒!?
第4章 元始、宇宙は単純だった―周期表1番目の水素の威力
第5章 カラダの材料は核反応で―遠い昔遠いどこかで誕生した元素
第6章 あるはずの新元素を探して―周期表を埋める人工元素と放射性元素
著者等紹介
小谷太郎[コタニタロウ]
1967年生まれ。東京大学理学部物理学科卒。博士(理学)。理研、NASAゴダード宇宙飛行センターなどの研究員を経て、東京工業大教員。目下の研究テーマは宇宙物理学とカーボン・ナノチューブの応用。平塚在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オランジーナ@
3
少しはわかった2022/07/25
surucucu
3
純粋に周期表への理解と興味を高めてくれる内容でとても飲み込みやすかった。今まで学ぶ機会がなかった訳ではないのに気にしてこなかったランタノイド、アクチノイドの立ち位置も良く分かった。ところどころ、歴史的な理由で直感的ではなくなってしまっている用語についての著者の愚痴っぽいものが見受けられる。確かに、電子軌道の名称とか、酸化・還元とか、名前の付け方のせいで無駄に学生の苦手意識を醸成してるんじゃないかと思うことはある。2022/07/06
寝落ち6段
3
元素の性質から、発見の歴史まで、結構面白おかしく化学の基礎基本を教えてくれる。それにしても研究者たちの血の滲むような努力と執念の結果、私たちの生活はより物質的に豊かになっているのだとしみじみ思う。特に参考になったのはα、β、γ崩壊の話だ。こんなにわかりやすく簡潔に書いてあるものは中々無いと思う。化学の入門書としては十分すぎる。2014/03/05
Aniani
1
高校で習った化学の復習になりました。また、教科書には載っていないような元素にまつわる面白い裏話が書かれてあり、子供に周期表を教えるのに役立ちました。2009/10/30
moaikids
1
分かりやすさも素晴らしいが、周期表についてよりも理系トリビアやインチキ科学への毒舌が面白い2009/03/21