阿佐田哲也の麻雀秘伝帳―裏を知りつくす書

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784413034487
  • NDC分類 797.5
  • Cコード C0076

内容説明

『麻雀放浪記』の魂と裏技がここに復活!「雀聖」の神髄がいま新装版としてよみがえる。

目次

序章 あなたの技術は忘れろ―麻雀は運三技七ではない
第1章 基本技―強い奴を即座にツブす(積み込みの基本形;満貫はかたい元禄の応用技 ほか)
第2章 決め技―最高の手でトドメを刺す(ひとくい聴牌の“大三元”;ポン、ポン、ポンで“四喜和” ほか)
第3章 隠し技―手も足も出せなくして打ち負かす(十五牌で優位に戦う;死角を利用する荒技 ほか)
第4章 本技―実力の差で勝ちたいとき(ツキはつくれる;ライバルを減らして打つ ほか)

著者等紹介

阿佐田哲也[アサダテツヤ]
1929年生まれ。14~15歳より麻雀を始め、戦後、プロの博奕打ちとして名を売る。その間、数十種に及ぶ大技の積み込みを考案。’53年、アウトローの世界より引退。’61年、本名・色川武大の名で応募した「黒い布」で中央公論新人賞を受賞。以後、二つの名前を使い分け多くの作品を発表する。’77年、『怪しい来客簿』で泉鏡花賞、’78年『離婚』で直木賞、’81年「百」で川端康成賞、’88年『狂人日記』で読売文学賞受賞。1989年4月没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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v&b

1
”これは、読者の読みかたひとつで世の中に害悪を流す、ひどい本となる。”(「あとがき」) 23頁の第一章「基本技)」から156頁までイカサマ手法が綴られる。第四章「本技」の副題が「実力の差で勝ちたいとき」となっているのが、味わい深い。藤原審爾のエピソードも面白い。が、戦術書を期待して読んだのでややアテが外れた。哲也&麻雀ですら、実践可能性のない事柄だと、実が入らない。2018/04/24

Matsumouchakun

0
麻雀ってさまざまなイカサマがあるんだなぁ。捨て牌の順番での相手の手の推理なんかは本当に奥が深い。2015/06/20

夜行

0
麻雀放浪記などに描かれる、戦後の麻雀打ちたちのイカサマ技や技術の大暴露。阿佐田哲也の麻雀小説を読む傍らで掻い摘むと面白いだろう。博徒の姿を垣間見れる刺激的な一冊。2015/05/05

元メロンパン屋

0
戦前から戦後にかけての麻雀事情が著者の経験談を通じて面白おかしく書かれてる。技の解説は少し飽きるけど、楽しく読めた。2013/02/06

TTK

0
いちおうの常識を飲み込んだだけで“運3、技7”などといって天狗になっているご仁が多いが、……わたしはマージャンは“運10”のゲームだと思う。……わたしは、この運をいかす知恵こそ、技術であるといいたい。では、運をいかす知恵、つまり技術とはどういうことなのだろう。それは、自分を衰運に追い込まない方策である。 p.102024/04/24

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