内容説明
芥川は、大逆事件で政府を弾劾した徳冨蘆花の「謀叛論」演説を聴いたか―。時代や社会と格闘しながら、現実をリアルに見つめていた作家の歴史認識、いま鮮烈に!発掘された新資料で浮びあがる作家の実像。
目次
第1章 芥川龍之介の時代
第2章 革命へのあこがれ
第3章 「謀叛論」とその影響
第4章 自己解放
第5章 芸術至上から社会認識へ
第6章 中国視察旅行
第7章 反戦小説
第8章 関東大震災への眼
第9章 皇国史観批判
第10章 芥川の闘い
著者等紹介
関口安義[セキグチヤスヨシ]
1935年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、文教大学文学部教授。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。