内容説明
日本の現代史を偽造する映画「プライド」に鋭い批判の論陣。その他、前進座映画史、山本・黒沢、「たそがれ清兵衛」「千と千尋の神隠し」など作家論・作品論、理論探究「映画と資本論」。日本映画の伝統と可能性を見すえた力作評論を集大成。
目次
序章 たたかってこそ、日本映画の再生へ―フランス映画人の歴史に学んで
第1章 日本映画史の軌跡(日本映画史から見た歴史の真実;作品創造と上映運動の足跡)
第2章 作家と作品―受けつがれた伝統と新しい可能性(回想の映画人;人間の可能性を撮る;記録映画の秀作から;世界に飛翔した日本のアニメ)
第3章 日本映画再生の展望
第4章 映画の理論的探究
著者等紹介
山田和夫[ヤマダカズオ]
1928年大阪生まれ。映画評論家、日本映画復興会議代表委員、エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)代表など
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