秩父困民軍の戦いと最期―秩父事件を歩く〈第3部〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 427p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404032492
  • NDC分類 210.635
  • Cコード C0021

内容説明

武装蜂起した秩父困民軍は明治政府の鎮圧の前に分裂解体し、十石峠を越えて敗走。信州野辺山原でついに潰滅する。秩父事件ゆかりの地を十三年かけて歩き、八百人の人々に取材した真の民衆史完結篇。

目次

その1 甲隊進発す
その2 乙隊、つづいて本部進出す
その3 皆野周辺と親鼻の戦い
その4 本部解体とその前後
その5 寅市隊、突出す
その6 金屋突撃隊、散華す
その7 困民軍、いまだ潰えず―上州へ転進す
その8 山中谷の奥深く
その9 信州へ押し出す
その10 まだ戦わんとする
その11 困民軍、壊滅す

著者等紹介

戸井昌造[トイショウゾウ]
1923年、兵庫県生まれ。画家。43年12月、学徒兵として入営。45年3月、中国に赴任。敗戦後、10カ月の捕虜生活を経て復員。早稲田大学政経学部に復学したが中退。劇団プークなどで民主主義的芸術・文化活動に従事したのち、いくつかの職業を経て、画業に専心する。その一方、各地の民俗行事の調査活動とともに、秩父事件などの民衆運動を探究し、さまざまな反戦平和運動の支持活動を行う。2000年4月、病没
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