内容説明
「アメリカの大統領は、ヨーロッパの各国とは少し違った特色をもっている。まず国家の元首であり、行政府の長であると同時に、一朝事が起これば全軍の総司令官となる。さらに政党の党首でもあって、道徳的リーダーとしてアメリカ国民を代表する役目も果さなければならない」―超大国の最高権力者、アメリカ大統領にアメリカの本質を探る。
目次
初代(1789~1797)ワシントン
第2代(1797~1801)アダムズ
第3代(1801~1809)ジェファソン
第4代(1809~1817)マディソン
第5代(1817~1825)モンロー
第6代(1825~1829)アダムズ
第7代(1829~1837)ジャクソン
第8代(1837~1841)ヴァン・ビューレン
第9代(1841)ハリソン
第10代(1841~1845)タイラー〔ほか〕
著者等紹介
猿谷要[サルヤカナメ]
1923年東京生まれ。東京開成中学、旧制二高を経て、48年東京大学文学部西洋史学科卒。同大学院(旧制)修了。ハーヴァード大学、コロンビア大学、エモリー大学、コロラド大学、ハワイ大学客員研究員。71年東京女子大学教授、92年東京女子大学名誉教授
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感想・レビュー
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みなかみ
2
各大統領の任期と簡潔な生涯について書かれている。2012/05/22
K.Endo
0
初代ジョージ・ワシントン大統領から第43代ジョージWブッシュまで経歴、実績、人柄等を知る読みごたえのある一冊だった。 ラシュモア山の4人の大統領ワシントン、ジェファーソン、リンカーン、セオドア・ルーズベルトはやはり別格なのだと再認識。南北戦争を回避できなかった第15代ブキャナンは、評判が良くないと聞いていたがこの本では評価されていた事と、猿谷要氏が人種差別主義の反日大統領フランクリン・ルーズベルトを冒頭で評していたのが意外だった。2022/08/04