出版社内容情報
キルケゴール著作中『死に至る病』と双璧をなす本書の井上良雄の流麗な全訳が再現した。19世紀の古典的名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
3
以前からキルケゴールへの興味は少なからずあったのだけれど、なぜかどれ一つとしてまともに読めたものはなかった。しかし、このテキストは書店で手に取ったときから妙な魅力を覚え、かなり一気に読み終えることになった。残念ながら、その詳しい内容は覚えていないが、信仰をめぐってかなりラディカルな問いが成されていたという印象が強くある。2008/06/01
Atsushi Sakamoto
2
『死に至る病』が多く読まれる中で、その病の処方箋が書いてある内容となっているはずなのに、こちらはまったく見向きもされないのです。アウグスティヌスの『告白録』と並んで読まれたらいいのになぁと勝手に思っています。2006/06/28