ノン・ブック<br> うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈4〉神話の時代

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うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈4〉神話の時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 363p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784396500115
  • NDC分類 210

内容説明

「神話」や「伝説」をつぶさに検証していくと、「日本人らしさ」というものの原点に行き当たり、さらにはそれが、現代日本人の行動原理を決定づけているという事実をも発見する。つまり「神話」とは、一面で、歴史的事実以上に歴史なのである。

目次

第1章 超人・聖徳太子の謎に迫る―「神話」と「歴史」の接点が産んだ“最大のヒーロー”の実像(「神話」と「伝説」が、なぜ重要なのか;聖徳太子が見た「仏教的世界観」とは)
第2章 古墳文化を瞬時に駆遂した「鉄の文明」―大和政権は、なぜ日本各地の“八百万神”を打ち破れたのか(神武東征と日本海文化圏・北九州文化圏の謎;「祀ろわぬ者」の排斤が生んだ日本の均一性)
第3章 弥生時代を象徴する「二人の英雄」―日本武尊と卑弥呼の姿が教える農耕社会の真実(卑弥呼と神功皇后―日本型リーダーの祖型;古代日本人も大好きだった先端技術の導入)
第4章 「神話」が明かす“日本人らしさ”の原点―現代日本は、今まさに太古への回帰現象を開始した

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIRACLE

1
日本の歴史を、歴史・考古学者が、現代から遡る形で一般向けに叙述したシリーズの四冊目で、古墳、弥生、縄文時代を扱った最終巻。古代史の研究において大事なことは、遺跡の発掘というミクロな要素と、神話伝承といったマクロな要素を、歴史家が合理的な仮説という糸で、一枚の歴史という布に縫い合わせることだ(127頁)騎馬民族征服説はでたらめ(284頁。)。古事記の扱いが残念(122頁)。2019/03/03

伊勢田和良

1
樋口清之先生の「逆・日本史 1巻~4巻」を読みました。30年くらい前に読みましたが、内容はすっかり忘れています。 歴史を昭和からさかのぼり、江戸⇒室町⇒鎌倉⇒平安⇒奈良⇒飛鳥⇒古代という風に現代の事象を結果ととらえ、その原因を前に時代に求めるというスタイルで倒叙法です。 樋口先生は明治生まれで平成9年に88歳で亡くなっています。 本来考古学者で登呂遺跡の発掘、古墳時代の実証的な考察で有名でした。 70年代の「梅干しと日本刀」などで日本人の伝統的な技術、創意と工夫の 素晴らしさを描いたベストセラーで有名にな2014/10/27

Masayuki Nakanishi

1
(206ページ) 米食が生み出した日本の製塩業2011/08/10

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