出版社内容情報
突如めぐる、運命の歯車
あなたの心に眠る、愛、嫉妬、疑惑、殺意…
■本書の収録作品
宮部みゆき「おたすけぶち」──十年前、兄は死んだ。そして……
永井するみ「カラフル」──殺された友人の部屋で感じた違和感とは
森真沙子 「かもめ」──写真に映った男の横顔から甦る悪夢
明野照葉 「恋歌」──満たされた生活を送る妻の、ある衝動新津きよみ「彼女に流れる静かな時間」──元旦に届いた十六年前の手紙が……
篠田節子 「ピジョン・ブラッド」──虚ろな心に忍び寄る宿命とは
服部まゆみ「葡萄酒の色」──平穏な日々を壊す、その男とは
海月ルイ 「鉄輪」──京都の露地にひっそりとたたずむその祠(ほこら)は……
若竹七海 「船上の悪女」──豪華客船に仕掛けられた意外なトリック
小池真理子「一人芝居」──美貌の人妻に恋する若者は……
別名「死人花(しびとばな)」ともいう曼珠沙華(まんじゅしゃげ)のような美しい女◆カモメの一群が呼び起こす忌まわしい記憶◆運命的に結ばれた夫婦、そして妻は◆十六年後の元旦に届いた昔の手紙があばく真実◆もの言わぬ鳩が見たある女の宿命──宮部みゆき、永井するみ、森真沙子、明野照葉、新津きよみ、篠田節子、服部まゆみ、海月ルイ、若竹七海、小池真理子が紡(つむ)ぐ女性作家ミステリー!
(祥伝社販売課相沢オススメの一冊)
明野照葉「恋歌」が印象的。これは実はミステリーとは違う。
主人公・小夜子のキャラが凄く印象的。
“声なき声で運命の調べを囁きかけ、一瞬のうちに相手に信じ込ませてしまう。何人の男が彼女の意識の沼に足をとられたことか。小夜子の意識には、相手の意識を巻き込み操作する力があるのかもしれない”これに近いタイプっている気がする、と思わせる説得力溢れる作品だと思う。
感想・レビュー
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あつひめ
MILKy
なっち
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
カワセミ440
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