祥伝社新書
破局噴火―秒読みに入った人類滅亡の日

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  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111267
  • NDC分類 453.8
  • Cコード C0244

内容説明

忘れてはいけない火山列島・日本の恐怖―第一人者が明かす「その日」の惨状。

目次

プロローグ 火山学者に衝撃を与えた「一冊」の本
第1章 過去、日本列島を壊滅させた破局噴火があった
第2章 次の超巨大噴火は、日本列島のどこで起きるか
第3章 超巨大噴火は予知できるか
第4章 噴火が予測される地球上の超巨大火山
第5章 超巨大噴火災害はあらゆる自然災害をはるかに上回る
第6章 人智をはるかに超えた「超巨大噴火」
付録 日本列島カルデラ紀行

著者等紹介

高橋正樹[タカハシマサキ]
1950年、東京都生まれ。東京大学理系大学院修了、理学博士。茨城大学教授を経て、日本大学文理学部地球システム科学科教授。アメリカ・スミソニアン自然史博物館客員研究員も務めた。専門は火山学、岩石学、地質学。日本各地での数多くの火山を調査研究し、アンデス、チベット高原、中国大陸でも学術調査を行なってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mitei

236
もしこんな火山噴火が生きているうちに起きたら恐ろしいなと思いながら読んだ。九州の鹿児島湾とかは完全に火山で出来た噴火だそうだ。この地域に10000年もの間核廃棄物を保管する場所はあるのか?火山灰被るだけならいいのか?などいろんな心配が頭をよぎる。この本は東日本大震災前に書かれているため、近年の状況を更新した内容も読んでみたい。2015/06/21

翔亀

48
火山災害小説「死都日本」のネタ本ならぬ学術版(こちらの方が小説に触発され後から出版された)。小説の噴火の科学的な正確さが判るだけでなく、南九州を舞台にしたのにも理由があったことが判る。破局噴火(巨大噴火)は繰り返すので、過去の噴火実績を調べると(むしろ現代火山学では、そこまでで限界)、北海道[摩周、屈斜路、支笏、洞爺]、東北[十和田]と、あとは九州の阿蘇と「死都日本」の舞台の霧島[加久藤]、桜島付近[姶良、阿多]、鬼ヶ島付近[鬼界]という分布の偏りがある。そして屈斜路と阿多の危険性が一番高いというのだ。↓2017/01/03

♡kana*

16
むーーーん。前半は楽しめました。 こういう本に面白さ を求めてはならないのかも。2016/05/02

たくのみ

10
御嶽山以上の悲劇が日本のどこでも起きうる、という恐怖の本。箱根山が大水蒸気爆発をして、そこから始まるカタストロフィー。ラハール(火山泥流)が小田原を埋め、3日後には首都圏が全滅する「死都東京」のシナリオに驚く。日本の大規模カルデラ山は1万3000年に一度の「超巨大噴火」7000年に一度の「破局噴火」をもたらしてきたという。周期的にはいつ起きてもおかしくない火山もゴロゴロ。でも、明日か、1万年後か、わからない。こればっかりは杞憂に終わってほしいものだ。2014/10/04

Hiroki Nishizumi

4
まさに人智を超える災害。秒読みの秒が百年単位とは手の施しようがない。それでも薩摩硫黄島には行ってみたいな。2020/07/28

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