感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
21
『春宵とんとんとん』油町の大店叶屋のひとり娘の元に忍んできた“まむしの丹三”の異名をもつ悪御家人丹野丹三郎が雪の中で殺されていた。その右手には鹿の子しぼりの手がらが握られ、しかも手のひらには切り傷が。娘の「合図はとんとんとん…と」という誘いの手紙を持っていた。人形佐七の推理はさえる。2005/09/29
kagetrasama-aoi(葵・橘)
16
「人形佐七捕物帳全集」第五巻。表題の”春宵とんとんとん”がいいですね!こういう、初な大店の小町娘とちょっとだけ身分違いの良い男との恋愛譚、大好きです♡あと”狐の裁判”で、夏狂言で「芦名道満大内鑑」が市村座で上演しているとあり、結構筋立て理解するのに必要かも……と思いググりました(*´∀`*)。そうなんだぁ!まあ、主人公が誰なのかくらいは題から想像つきますが!横溝先生って歌舞伎に精通なさっていたご様子、凄いですよね!2019/02/28
つーりん
2
短編の楽しさを満喫中。浮気性という佐七だけど、実際の浮気の現場はまだ出てこない。本当のところはどうなんだろうね。2017/08/27
冬至楼均
2
毎度引き立てやくの茂平次ですが、子供にまでやり込められています。 2014/07/23
桃柳
1
豆六、辰七、佐七のやり取りが、とてもよい。 短編だけれど、話の内容もそれぞれしっかりしている。 温情があったり、善人はきちんと幸せになる結末もgood。2017/04/06