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ここからはじまる倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393323045
  • NDC分類 150
  • Cコード C0012

内容説明

倫理は現実の問題にどう立ち向かうのか。従来の倫理学の教科書の考えかたを180度逆転させ、枠にとらわれない思考法と感受性を養う、とことん実践的で前むきな、まったく新しい倫理の本。

目次

第1章 はじめよう
第2章 自分で考える
第3章 創造的に問題を解決する
第4章 二極化してはいけない―つなげること
第5章 想像力をともなった倫理
付論 倫理のレポートを書く方法

著者等紹介

ウエストン,アンソニー[ウエストン,アンソニー][Weston,Anthony]
1954年、アメリカ合衆国ウィスコンシン州生まれ。マカレスター大学を最優等で卒業。ミシガン大学で修士号および博士号を取得。ニューヨーク州立大学助教授などを経て、現在、ノース・カロライナ州のイーロン大学哲学科主任教授

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授

高村夏輝[タカムラナツキ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在学中。専門は、ラッセル研究、センスデータ論研究

法野谷俊哉[ホノタニトシヤ]
1968年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専攻、哲学。現在、千葉大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

3
倫理の基本は、とにかく自分で考える姿勢をつけること。誰かに、何かに判断をゆだねないこと。自分の判断が絶対的なものでないと自覚すること。変化を恐れないこと。生徒たちにもいろいろと考えさせたい。2018/01/31

くれは

3
倫理学の本を読むと、大抵のひとはガッカリするか、釈然としないモヤモヤした気分になるか、ウンザリしてしまうと思う。多くの人は、そこに「道徳とはどうあるべきか」の答え、あるいは答えに至るための道筋が書かれていることを期待して、その本を開くだろうから。しかし期待に反して、そこに示されているのは、互いに矛盾した無数の倫理学説と、読者にその矛盾を思い知らせるための思考実験の山と、「さあ、倫理の冒険は始まったばかり!」的なジャンプの打ち切りマンガのようなオープンエンドだ。(コメントへ続く)2017/04/15

Neuroticism

2
仕事でチームメイトと方針が対立した。残業はありえないとするチームメイトvs目標のために残業はやむを得ないとする私。(ちなみに私は相手に残業を強いてない)私の考えを述べたら「それはおかしい」と一言いわれた。その人が定時で上がっても締切に間に合うようにと私が深夜まで仕事をしていた時のことだ。正直、頭にきた。しかしこの本では、そうやって感情的に反応するのを飲み込まねばならない。相手の考えを尊重し、耳を傾けねばせねばならない。そして自分の主張をし、調停の道を探る。「私こそが正しい」として思考停止してはならない。2023/08/12

Neuroticism

1
テーマは倫理的な判断を下すための実践的な方法論。判断を下す際の拠り所には理論や権威がある。しかし、それを個別の場面で使う際には自律的な思考が必要である。感情的な反応を手懐けることが肝要。また、難しい問題に対しては、選択肢を増やす、問題を変える、問題をチャンスにする。更に、判断を下しても他人と意見が一致しない場合もある。その調停のための方法は、相互の意見を結びつけること。人は他者を自分と同等の存在であることを忘れがちだ。しかし他者(動物・自然含む)への想像力を駆動しながら、倫理を広げることが大切。2023/01/21

オランジーナ@

1
想像力が大事。2022/06/04

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