出版社内容情報
1995年刊行の『和訳 金剛頂経』(東京美術)の新版。真言宗の根本聖典を梵文原典から直接、現代語に翻訳した極めて貴重なもの。1995年刊行の『和訳 金剛頂経』(東京美術)の新版。金剛頂経は真言宗の根本聖典の一つで、そのサンスクリット(梵文)原典から直接、現代語に翻訳した貴重なもの。巻末の解説では、「クリティカリティ」(両立不可能、かつ、二者択一不可避)という、訳者の独創的なキーワードに基づき、金剛頂経の思想的特色を明らかにする。
津田 真一[ツダシンイチ]
1938年、東京都生まれ。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業。Ph.D.(オーストラリア国立大学)、文学博士(東京大学)。国際仏教学大学院大学名誉教授、東方学院講師。著書に『反密教学』(春秋社)、『アーラヤ的世界とその神』(大蔵出版)などがある。
内容説明
真言宗の根本聖典『金剛頂経』のサンスクリット原典からの翻訳。『大日経』と並ぶ最秘最尊の経典の現代語訳は、その難解な内容を理解する上では非常に貴重なもの。巻末の詳細な「解説」では、『金剛頂経』の思想的特色とこの経典に隠された「秘密」が明かされる。
目次
序分(通序;別序)
正宗分(五相成身;三十七尊の出生;潅頂作法;悉地を成就する智慧;大三法羯・四種印の智慧;諸儀則)
著者等紹介
津田真一[ツダシンイチ]
東方学院講師。仏教学(密教思想・密教思想史専攻)。1938年、東京都に生まれる。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒。Doctor of Philosophy(A.N.U.)、文学博士(東京大学)。真言宗豊山派真福寺住職、真言宗豊山派勧学。前国際仏教学大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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