内容説明
改革は辺境から生まれるという。長引く平成不況の中で、来世紀に向けた新しいエネルギーがすでに生まれている。スピード、専門性を武器にした専業型の中堅企業が台頭している。これまでスポットライトを浴びたことはないが、特化したニッチ分野で世界トップシェア製品をもつ企業群である。本書ではこれらの企業を「世界一企業」と呼ぶ。これらの中堅企業はどのようにして世界一に上りつめたのであろうか。「世界一企業」の「儲ける戦略」と「儲かる仕組み」を明らかにする。無から有を生み出し、小が大を制した秘密がわかるはずである。ところで、世界一になるための原則といったものが、はたして存在するのであろうか。本書では「世界一企業」18社の分析を通じて、これに対する答えを探る。
目次
第1章 知られざる日本の「世界一企業」
第2章 ニッチ分野特化―スピード型
第3章 ニッチ分野特化―個別対応型
第4章 ニッチ分野特化―グローバル型
第5章 世界初型
第6章 小判ザメ型
第7章 新業態創造型
第8章 「世界一企業」になるための原則
第9章 「世界一企業」の人と組織