内容説明
開成、筑波大学附属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、それら名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理3の合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この2つの塾が日本の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言をもとに、サピックスひとり勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす光と闇を詳らかにする。
目次
第1章 サピックス~鉄緑会という王道(中学受験を終えても塾通いは続く;筑駒合格者の7割以上はサピックス出身 ほか)
第2章 サピックス「ひとり勝ち」の理由(TAPから分裂してサピックスが誕生;サピックスを代ゼミが買収 ほか)
第3章 鉄緑会という秘密結社(開成や桜蔭の躍進の陰に鉄緑会あり!?;人気進学校を査定して「指定校」を決める ほか)
第4章 塾歴社会の光と闇(山篭もりして受験勉強;受験もプロに頼る時代 ほか)
付録 鉄緑会出身東大医学部現役生・覆面座談会
著者等紹介
おおたとしまさ[オオタトシマサ]
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ、麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立。育児・教育に関する執筆・講演活動を行う。各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許を持ち、私立小学校での教員経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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