内容説明
偉大すぎる父親。厳しいプロの壁。野村監督との確執。突然、襲ってきた過呼吸症候群。知られざる夢は夢のままに終わり、自分が敗者である事実と向き合って生きることを決意する。しかし、絶望を突き抜けなければ、決して見えないものもあった―。スーパースターを父にもった男が、初めて明かした揺れる魂の軌跡と、長嶋家の真実。
目次
筆箱に「リベンジ」と彫り込んだ父の解任騒動
人間離れしている原始的パワーとスピード
チームプレーと個人主義は相反する概念ではない
先輩にヤキを入れられ続けても変わらなかった理由
立教大キャプテンとしての意外なチーム掌握術
一九八七年、神宮球場の栄光と挫折
恋人の実家で朝まで号泣し続けた大男
バットとパフェの落差
ドラフト、あの頃に戻れるなら自分をぶん殴りたい
長嶋家を支えた、母の苦言の意味〔ほか〕
著者等紹介
長嶋一茂[ナガシマカズシゲ]
1966年東京都生まれ。88年に立教大学卒業後、ヤクルトスワローズにドラフト一位で入団。93年読売ジャイアンツに移籍し、96年引退。スポーツキャスター、俳優、バラエティ番組出演など、幅広く活動中
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