内容説明
1980年1月1日。音羽恋子が生まれた日の大事件。それ以前―30年の歴史の陰に、知られざる壮絶な人間ドラマが隠されていた。後に恋子の父となる若き日の藤笙造は、自分の父親が日本犯罪史を塗り替える革命的計画に巻き込まれていることを知り、自らも深入りしていく…。半世紀にまたがる『トップランド』サーガの記念碑的豪華版。
著者等紹介
清涼院流水[セイリョウインリュウスイ]
1974年8月9日、兵庫県生まれ。96年、第二回メフィスト賞を受賞してデビュー。2001年1月1日付で「二十一世紀最初の京都大学中退者」となる
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感想・レビュー
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クロノ
1
読書メーター登録以前に読了済み。再読。何年かぶりに読んだが面白かった。過去にも色々あったんだよな。作中時間以降の未来にも。だから、今言っても仕方ないけどランドシリーズたくさん書いて欲しかったな。2022/01/23
San fairy Ann
1
例によって、しかし今回は1950年から1980年という30年間を年表式に追いかけながら、パパさんのルーツをたどる 恋子ちゃんはホントはパパさんママさんの子どもだったのかぁとか てかやっぱこれ完全に音羽家&藤家サーガと貴船天使サーガの様相を呈していて、一本で完結とは思えまへんな 3億円事件に自説を織り込むっていう筋はまぁありがちながらわくわくする展開だったけども、結局尻切れトンボだし さて、あと2冊でトップラン&ランドシリーズもおしまいか2013/02/10
jojoemon
0
流水大説が年表を羅列することなのかと思い込んでしまうくらいのこれでもか攻撃。話自体はそんなにぶっ飛んでもいなくて、現実の事件と空想の世界を混ぜ合わせた感じで普通に読める。でも、期待していたのはこれじゃないんだよな~2012/03/07
アサトトS
0
評価★★★
ミナキ
0
自分が生まれる前にどんなことがあったのかよくわかりました。2009/04/10