内容説明
九州のヤクザがもっとも恐れたという、伝説の男がいた。闇に葬られし者、数知れず。GI襲撃事件、別府殴り込み、急行高千穂事件など、想像を絶する剛腕を振るった逸話も枚挙に暇無し。常にその日を精一杯に生きて、“関門の虎”という誇りを心に強く持っていたヤクザ―大長健一。その秘められた荒ぶる生涯を辿る壮絶なドキュメント。
目次
出会いと絆
門司制圧
人吉事件
「関門の虎」誕生
舎弟・柳川次郎
舎弟・石井一郎
GI襲撃事件
別府殴り込み
「急行高千穂」事件
労災病院事件
再び病院脱走
奈良逃亡生活
大組長・溝下秀男
運命の日
著者等紹介
本堂淳一郎[ホンドウジュンイチロウ]
1934年茨城県生まれ。二十数年の編集者生活を経て、フリーランスに。現在は主にルポルタージュを中心に幅広い分野での文筆活動を行っている。柳史一郎の名での著書『伝説の雀鬼・桜井章一伝』(幻冬舎アウトロー文庫)もある
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