内容説明
愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、P.I.という会社を訪れた。そこで行われているのは、子供のレンタルと売買。二人はリストの中に優そっくりの子供を見つけ、迷わずレンタルし、翌日には購入を決めた。しかし一カ月後、「優」と名付けた子供は、急速な衰えを見せ始める。突然の病状に戸惑い、P.I.に疑惑の目を向けた泰史は、真相を求めて深夜のP.I.研究所に忍び込む。そこで彼が見たものは…。『リアル鬼ごっこ』の著者が満を持して放つ、ファン待望の最新ホラー。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年東京都生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』(幻冬舎文庫)が35万部を超えるベストセラーとなり、若者の圧倒的な支持を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いしかわ
21
一時間ほどで読了。インパクトのあるストーリーだがスラスラ読める文体は流石、山田悠介といった感じ。なのに、前半と噛み合わないラストに あぁ、やっぱり山田悠介だわ、と良い意味でも悪い意味でも彼らしさを感じた。作るならもっと細かく作って、ストーリーを一貫して欲しかった。もったいないなぁ。2012/10/24
アズマ
14
かなり怖かったです。エピローグで混乱して結局よくわかりませんでした。2018/09/08
伊瀬有佐
13
【図書館借本】児童販売機――じゃなくて、児童をレンタル・販売している会社の話。さらっと読めるし発想は面白いんだけど、色々と何かが足りない。結局、P.I.ってなんだったんだ。山田さんは発想勝負の人だなー。ネタ出しだけして、他の人が書けば良いんじゃないかな?2011/11/04
うさっち
7
亡くなった我が子そっくりの子供をレンタルした夫婦の話。奥さんの壊れっぷりには怖いと思いつつも切なくもあり…。子供の変貌ぶりもなかなか気持ち悪かった。相変わらず読みやすいので一時間くらいで読了♪しかし、あのラストの破壊力は凄すぎる!!「皆さんのご想像にお任せします」的なことなのだろうか?2013/05/10
あいすけ
7
ライトな感覚の読み物ですね。山田悠介さん好きだったんですが・・・ なんかしっくりこない感じが・・・ もう少しひねりが欲しいといったところですね。 なんか中途半端な終わり方にがっかりです。2012/05/09