内容説明
誤り制御技術、情報セキュリティ技術のいずれを欠いてもサイバー社会を構築することは不可能なこととなる。実際、一般家庭の中にこれらの技術に支えられたCDやDVDのプレーヤ、パソコン、テレビあるいはカーナビ等々の製品が存在していることは驚くべきことといえよう。この意味で、ITを基本的な部分から理解することは国家的な課題といっても決して過言ではないであろう。本書はITを理解するための一助とするために書かれたものである。
目次
1 誤り訂正符号(誤り訂正符号の考え方;誤り訂正符号の数学;線形符号の基礎;巡回符号 ほか)
2 情報セキュリティ(整数論;暗号化システムの基礎;秘密鍵暗号;公開鍵暗号 ほか)
著者等紹介
笠原正雄[カサハラマサオ]
1965年大阪大学大学院工学研究科博士課程修了(通信工学専攻)。工学博士。1965年大阪大学助手。1970年大阪大学講師。1972年大阪大学助教授。1977年京都工芸繊維大学教授。2000年大阪学院大学教授。2000年京都工芸繊維大学名誉教授、現在に至る
佐竹賢治[サタケケンジ]
1997年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士課程修了(情報・生産科学専攻)。博士(工学)。1998年立命館大学専任講師。2003年立命館大学助教授、現在に至る
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