名画のなかの世界 描かれた都市

リチャードソン，ウエンディ〈Ｒｉｃｈａｒｄｓｏｎ，Ｗｅｎｄｙ〉/リチャードソン，ジャック【編】〈Ｒｉｃｈａｒｄｓｏｎ，Ｊａｃｋ〉/若桑 みどり【日本語版監修】/森泉 文美【訳】

小峰書店（2005/01発売）

• サイズ A4判／ページ数 47p／高さ 30cm
• 商品コード 9784338205023
• NDC分類 K723
• Cコード C8771

内容説明

これは都市を描いた絵をあつめた本です。かなり前に描かれた絵から、ごく最近描かれたものまでいろいろあります。

目次

聖母マリア昇天祭の日のサン・マルコ埠頭―カナレット
埠頭―プロクター
トレドの風景―エル・グレコ
三等客車―ドーミエ
サン・ラザール駅―モネ
パリに到着する郊外電車―セヴェリーニ
労働―マドックス・ブラウン
溶鉱炉―サザランド
アンコーツ病院外来患者待合室―ロウリー
ムーラン・ド・ラ・ギャレット―ルノワール〔ほか〕

著者等紹介

リチャードソン，ウエンディ［リチャードソン，ウエンディ］［Ｒｉｃｈａｒｄｓｏｎ，Ｗｅｎｄｙ］
１９３９年、ロンドン生まれ。イングランド南東部のサリーで育ち、数年間銀行に勤務した後、ロンドンのサウスランド・カレッジで教員の資格をとる。１９８０年、ハンプシャーで中学の校長となる。長年にわたり美術教育に関心をもちつづけ、現在は教育相談員として活躍。サウザンプトン大学から教育博士号を受け、美術や考古学について数々の雑誌に執筆

リチャードソン，ジャック［リチャードソン，ジャック］［Ｒｉｃｈａｒｄｓｏｎ，Ｊａｃｋ］
１９３６年、ロンドン生まれ。イングランド北部の町リーズのアートスクールに学ぶ。現在は美術関係の研究にいそしむ

若桑みどり［ワカクワミドリ］
１９３５年東京生まれ。１９６０年東京芸術大学美術学部芸術学科専攻科卒業。１９６２‐６４年ローマ大学留学。川村学園女子大学人間文化学部教授、千葉大学名誉教授。１９８０年サントリー学芸賞。８４年芸術奨励文部大臣賞。１９９６年イタリア共和国カヴァリエーレ賞。２００３年紫綬褒章

森泉文美［モリイズミアヤミ］
１９６３年東京生まれ。１９８６年東京外国語大学イタリア語学科卒業。１９８８年東京大学教養学部比較文化比較文学修士課程修了。１９９３年ボローニャ大学文哲学部歴史学科卒業。２００２年ローマ大学東洋学部日本語日本文学学科非常勤
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヴェネツィア]

大判の画集で色の再現性もいいのだが、絵の総数が少なくて、はたしてコストに見合うかどうか。「名画のなかの世界」シリーズ全6冊のうちの１冊だが、他の巻の購入は躊躇される。巻頭はジョヴァンニ・アントニオ・カナルの「サン・マルコ埠頭」。18世紀の、いわゆる泰西名画の見本のような絵。次ページは同じ場所を描くのだが、全く対照的にクールに冷めた氷のようなパトリック・プロクターの絵だ。本書では、いろいろな画家の様々な技法を見ることにあるいは主眼が置かれているのかと思われる。知らない画家もいて、その意味ではよかったか。

2020/07/10

[宇宙猫]

★★★　都市という切り口で絵画を紹介。こういう本も面白い。表紙になってるマーリオ・シローニのポスターとケン・ドーンのオーストラリアっぽい明るい絵が好き。

2020/07/17

[リンゴ姫]

色々な画家が描いた都市の絵を集めた一冊。

2013/05/22