出版社内容情報
戦前の美麗な広告ポスターをかつてない規模で集成、160点にも及ぶ原色図版で再現。解説やデータを完備した大図鑑。
内容説明
美人画の乱舞、奇抜なるデザイン、目をみはる印刷技術の饗宴―印刷と広告、2つの視点から日本近代のポスター文化を紹介する画期的ヴィジュアル・ブック。原色図版160点あまりを満載。
目次
第1部 印刷物としてのポスター(ポスターの黎明;ポスターをつくる;複製芸術としてのおもしろさとバリエーション;美人画ポスターの登場とその隆盛)
第2部 広告物としてのポスター(鉄道とともに;有名人の起用;懸賞募集;ポスターにおける翻案と創造;広告対象と主題の研究;海を渡った日本製ポスター)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
10
姫路市立美術館で行われた展覧会の図録を書籍化したもの。タイトル通り、様々なレトロな広告ポスターが楽しめるだけでなく、より専門的な印刷方法や当時の広告についての知識も掲載されている濃い一冊です。時代における多少のずれはあっても、100年くらいでは、美人の定義はそんなに変わらないんだなあと、登場する様々な美女の図版を見て思いました。レトロ系の図版が好きなかたにはおすすめです。2014/06/22
あきなお
0
明治~昭和の代表的なポスターや、印刷技術の紹介がされております。全く同じ絵に別の会社が別の文言を入れてポスターにしてたってのは面白いなぁ。2010/05/27