感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
13
「女の家」は儚くとも強い女性の信念が浮き彫りになっていました。「移行死体」は計画殺人を練ったはずが手玉に取られたどうしようもない2人がすっとぼけていて何だか憎めなくて不思議です。「現代忍者考」はラストに驚かされました。「孤独の罠」は妹に自己理想を押し付けて依存する兄に「いい加減にせいや」と胸倉を掴みたくなりました。2012/04/02
gibbelin
2
文学の系統樹からはみ出たような作風がクセになる・・・と感じるのは、どだいロクに戦後文学を読んでなかった証差か。 夢に、脚注付きの全集を見てしまった。早くも2巻めにして・・2021/03/27