内容説明
本書は、最近の判決や審判例の整理と綿密な分析を基底に、比較法的・法社会学的背景までを俯瞰しつつ、家族が抱える今日的な問題の解決に、新たな視点を提供する実務関係者必携の書。
目次
現代家族と家族関係に関する諸法
現代家族政策論
家族法における倫理
身分行為における届出と意思
婚外関係の保護とその限界
イギリスの婚姻と宗教的統制
夫婦財産制の理念と課題
離婚の無効
わが国破綻主義離婚法の一斑
財産分与請求権の本質
嫡出推定規定の意義と問題点
特別養子縁組
親の監護教育義務と未成年の子の加害行為
私的扶養と公的扶助
共同相続人相互における相続回復請求権の忍否
相続と登記
家事紛争の裁判外の処理
家事事件の処理
