Kobunsha paperbacks
ヤクザ・リセッション―さらに失われる10年

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933234
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0033

内容説明

日本の大不況を「ヤクザ不況」the Yakuza Recessionと断じた前作からさらに一歩踏み込んで、信じがたい「政・官・業」とヤクザの癒着を描く。バブル期に山口組と手を組んだ住友銀行。稲川会を助けた野村証券。イトマン事件、泉井事件などの経済犯罪と、それらに群がった政治家と官僚たち。そして、巨額の賄賂bribeと暗躍した政商たち。プラザ合意で日本を売り渡した中曽根康弘、ヤクザのおかげで首相になった竹下登などが、いまの日本をダメにした張本人だ。これらの腐敗構造structural corruptionは、「政・官・業・ヤクザ」の鉄の四角形iron squareとなり、いまも日本の改革reformをはばみ、そのツケをすべて国民にまわしている。彼ら約5万人を刑務所送りにしなければ、不良債権bad loanはなくならず、この大不況も終わらない。日本は「失われた10年」decade‐long recessionの後も、「さらに失われる10年」another lost decadeを続け、救いがたい泥沼に落ちていく。本当に、これでいいのか。

目次

1 メガバンクの断末魔
2 癒着の構造
3 闇の紳士録
4 偽りの民主主義国家
5 ああ、アメリカ
6 根拠なき株高
7 腐臭列島
8 さらに失われる10年

著者等紹介

フルフォード,ベンジャミン[フルフォード,ベンジャミン][Fulford,Benjamin]
米経済誌『フォーブス』アジア太平洋支局長。1961年カナダ生まれ。上智大学比較文学科をへて、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学を卒業後、日本でジャーナリスト活動に入る。米紙の東京特派員を経て、現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっし~

4
2003年に始まる債務超過に陥ったメガバンクへの公的資金による救済と、その背景にある政、官、業、そしてアンダーグラウンド勢力との癒着関係を実名を挙げて暴きだし、その構図が失われた10年の原因であるとする。現在の日本経済を知るモノからは隔世の感があるが、限りなく黒に近いトーンのノンフィクションで、読んでいて食傷した。社会の暗部系の本が好きな方はどうぞ^^2020/05/27

シン

2
知らない世界のことを読むのは面白い。2007/02/02

yavℹ︎

0
古歩道ベンジャミン氏著。 ヤクザを主因とする景気後退について,豊富な具体例で解説。2012/07/07

masatoshi

0
☆32013/08/18

e2rahmen

0
著者の包み隠さずに言う意見がすばらしい。「アルゼンチンタンゴ」も読んでみたいと思う。 2011/06/13

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