• ポイントキャンペーン

知恵の森文庫
1988年10・19の真実―「近鉄‐ロッテ」川崎球場が燃えた日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334783204
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

1988年10月19日。近鉄バファローズは川崎球場での対ロッテ戦最終ダブルヘッダーを連勝すれば、パ・リーグ優勝だが…。後に『10・19』として伝説と謳われた一日の状況を、奇遇と異様さに満ちたスタンドから追いかけた傑作ノンフィクション。新たに、「淡口×阿波野」元選手対談、近鉄“合併”憤怒記特別書下ろし収録。

目次

序章 今なぜ『10・19』なのか
第1章 ドラマの幕開け―11:00
第2章 第一戦一二九試合目―15:00
第3章 死闘と死闘の間―18:21
第4章 決死の最終戦―18:44
第5章 見果てぬ夢―22:56
資料編
第6章 それからの『10・19』―1988・10・20~
第7章 そして、今…―2004
特別対談 淡口憲治×阿波野秀幸×佐野正幸
近鉄バファローズよ、どこへ行く―文庫版あとがきにかえて

著者等紹介

佐野正幸[サノマサユキ]
1952年北海道札幌市生まれ。作家。中学時代に当時阪急ブレーブス監督の西本幸雄氏に手紙を送ったことから知遇を得、西本氏および阪急の熱烈ファンとなる。西本氏近鉄バファローズ監督就任を期に、近鉄ファンとなる。近鉄応援をライフワークとすべく、近鉄百貨店に入社。吉祥寺店に勤務する一方、東京近鉄応援団長として活躍。1998年退社。『1988年10・19の真実』にて作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

18
時は昭和末期神無月、混沌と猥雑の町川崎、パ・リーグの一番長い日が始まる。十三日間で十五試合の強行日程、王者獅子の尻尾を掴んだ猛牛軍団、連戦を制さねば道は閉ざされる。先制されても全力で喰らいつく第一試合、閑古鳥の巣に押し寄せる群衆と前代未聞の指定席券、川崎球場は燃えているか。前門の狩人に後門の制限時間、いつの間にかお茶の間を席巻している全国生中継、試合に負けずとも勝負に負ける史上最短の消化試合。野球史に、そして人々の記憶に刻まれた激闘は雪辱を期す翌年の糧となり、平成令和と時代を超えて語り継がれる伝説となる。2023/07/31

ライアン

7
十数年ぶりに再読。やっぱこのダブルヘッダーは凄かったんだと改めて感じた。あれは現地で見たら泣くわ。そして随所に当時のおおらかな昭和感を感じる。川崎球場・・・。著者の佐野さんも数年前に亡くなられてしまって残念です。2022/10/25

moonanddai

6
ベイスターズ本を読んで思い出し読みました。確かにあれは「事件」だった。これまで天王山とか、これに勝てば優勝といった「大一番」はありましたが、いわばプロ野球の枠内での話。この試合はテレビのレギュラー番組(しかもニュースステーション)まで吹っ飛ばしたほどの出来事になりました。しかも同じ日の阪急が身売りの話から始まり、最後は当の近鉄の身売りといった、その後のパリーグの激動の時期の先駆けとなったものでした…。それにしても川崎球場の「想定以上」の出来事へのてんやわんやぶりは、(申し訳ないのですが)笑える。2022/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/166445
  • ご注意事項